
自動車事故で一番多いケガ、「むちうち」
交通事故を取り巻く現状
近年、飲酒の厳罰化や若者の車離れが言われるようになりましたが、交通事故の総数は減少傾向にあるものの、思ったほど減少していないのが特徴です。
現在も全国で1年間に毎年約70万人の方が交通事故に遭われています。
最近の交通事故の特徴としてまず高齢者の事故、つまりお年寄りが関係する事故が増えてきています。
加えて、相手側(加害者側)が任意保険に入っていないケースなど、状況も多様化してきています。
ご自身の状況だけでなく、相手側の状況を知ることや、正しい知識を得ることも、交通事故に遭った場合、とても重要になります。
「むちうち」の発生と症状

「むちうち」は、交通事故でのケガの約8割を占めるとも言われています。
では「むちうち」はどのように発生し、どのような症状が出るのでしょうか?
発生する主な原因は、交通事故やコンタクトスポーツでの衝突時の衝撃により、頭部に瞬間的に外力が働き、首が前後にムチのようにしなり、前後への動きを強制されたことによって、首の神経が引き伸ばされたり、(神経の引き延ばし損傷)靭帯などが損傷することで起きます。
神経を電気のコードに例えると、コード(=神経)は、周りをビニールチューブのようなもので保護されています。
むちうちは、交通事故の衝撃により、周りのビニールチューブはそのままで、中のコードが部分的に断線、あるいは炎症を起こした状態である、といわれています。
正式名称は「外傷性頸部症候群」「頸椎捻挫」
「むちうち」とは病名でなく俗称であり、正式には「外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)」あるいは、「頸椎捻挫(けいついねんざ)」と呼ばれています。
専門家の中では「頚部加速減速症候群」ともいわれるようです。英語では「Whiplash:むちひも」と言われます。
一般には、むち打ち症(鞭打ち症、むちうち症)またはむち打ち損傷という俗称で呼ばれています。
「むちうちは」、事故に遭われた実に80%近くの方がこの状態を訴えることから、交通事故のケガにおいて重要なものであると考えています。
また「むちうちは」一般的に画像診断(レントゲン、MRI)に異常をきたさないことがほとんどであるため、損傷の度合いの判断が非常に難しいものでもあります。
このため、状態が良くなるまでの期間にかなりの個人差が生じます。
経過が悪いものでは1年以上かかるものや、遷延化・慢性化するものもあります。
「むちうち」のこと、当院までご相談ください
「むちうち」の状態が気になりはじめるのは、決して事故直後ばかりではありません、
事故直後から痛みが出るものはせいぜい全体の30%程度しかありません。事故後、3日から10日ぐらいにかけて出てくるものもあり、事故直後に痛みを感じていなくても、念のために病院に行った方がいい、と言われるのはこのためです。
当グループには、毎日かなりの患者様が「むちうち」の施術に来られています。
以前交通事故に遭われて当グループで良くなられた方からのご紹介が一番多いです。
当グループでは「むちうち」の施術の多くのデータと、交通事故の専門の知識を持ったスタッフが「むちうち」にあわれた方の身体はもとより精神的なケアやバックアップまで心がけています。
保険の事や、転医のご相談も随時お受けしています。精神的に保険会社とのやり取りや事故の処理でお困りの方、加えて、このままの病院でよくなるのだろうか、と不安になっておられる方に一番の味方でいたいと考えております。

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