交通事故でむちうちと診断された患者様に病院から
「湿布」をだされることが良くあります。
そういう時に
「茶色い湿布と白いのどこが違うんですか?」
「温湿布と冷湿布とっちがいいんですか?」
などと質問されることは珍しくありません。
むちうちで痛んだ首の部分に「湿布を」貼ると何となく痛みが和らぐ気がします。
ですが意外と「湿布」に関しては割とその効果や使い分けは知られてません。
実際にむちうちで湿布を使用する際に知っておくといいこと、種類や使い分けなどを
お伝えしたいと思います。
湿布と一言で言ってもその種類は大きく2つに分かれます。
一つはハップ剤といわれるもので白くて分厚くて大きめのもの、
もう一つはプラスター剤といわれるもので茶色い薄いシートのようなものがあります。
ではどちらを使えばいいのでしょうか?
むちうちの症状には「炎症」が関係しています。「炎症」とはむちうちで痛めた患部が
熱を持っている状態と考えてください。首の痛みは痛めた部分から発痛物質が出ることで
起こります。交通事故に合われた直後よりもその後で痛みが増してくるわけは、
事故にあったことへの精神的な緊張かとれてきて痛みに気づくということもありますが、
損傷した部分から痛みの物質が出ることで「炎症」が進むためでもあります。
むちうちの痛みには「炎症」を抑えることが求められます。
これだけ聞くと「炎症」っていいことない感じがしますよね。でも実は「炎症」って
大切な身体の反応なんです。「炎症」が起きることで痛みを感じ患部に負担をかけないよう
にしているのです。それと「炎症」が起きると免疫の細胞が働くのです。
「炎症」を止める目的があるのが「湿布」なのです。むちうちの痛みにも
動かすと痛むものとじっとしていても痛むものがあると思います。
私たちも交通事故でむちうちになられた患者様に最初にお聞きするのが、
「首の痛みは、動かすと痛いですか?それともじっとしていても痛みますか?」
とお聞きします。
一般的に「ハップ剤」と「プラスター剤」の違いは鎮痛成分が多く入っているのが
「プラスター剤」といわれています。「ハップ剤」の方が分厚いので薬が多く
入っている感じがしますが実は逆になります。ちなにに「ハップ剤」は
メントール系の「スーッと」した成分が入っていますので貼った感じヒヤッとして
冷たく感じるのは「ハップ剤」の方でしょう。
「温湿布」は成分の中に「トウガラシエキス(カプサイシン)」がはいっているもので
「冷湿布」に比べてなんだかホカホカする感じがしますが、実際には温かくなって
いるわけではありません。また「温湿布」は「冷湿布」に比べて「トウガラシエキス」
のためにかぶれやすい方が多いのが特徴です。
前に述べたようにむちうちの痛みには「炎症」を抑えることがポイントになります。
その目的のためにはどちらのタイプも有効であると思われます。
首の痛む部分に「湿布」を貼ることにより消炎成分が皮膚を通して浸透します。
「湿布」の有効な期間は各製品ごとに違いがあると思いますが
おおむねいちばん効いている時間は3~4時間です。一日中同じものを
貼るよりは、何度か貼り替えることが良いでしょう。
「湿布」を貼る際の注意事項として
1)長時間貼ったままにするとかぶれやすい、これは湿布と肌の間に汗がたまり
雑菌がわくためと、「湿布」の成分が肌に合っていないことが考えられます。
2)痛みや「炎症」きつく湿布では効果が出にくい場合には鎮痛剤の併用や
アイシングなどで患部を冷やすのも有効です。
万が一の交通事故の際にはライフポート整骨院へ
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